アパート事業基礎知識:一種(イッシュ) = 一種単価 とは

事業用の物件を扱う業者は、
土地価格(価値?)の適正を判断する時に 1種坪単価 と言う物差しを良く使います。
因みに、ご存知の様に、坪=平米数(㎡)×0.3025 です。はい、この業界は未だに尺貫法の世界に存在しているみたいです。
んで、1種(坪単価)と言うのは、容積率100%あたりの数字(坪単価)を言います。土地の坪単価を比較する時の一つの 物差し です。1種坪単価=坪単価÷容積率 と言う公式になります。
例えば、
容積率=100% 坪単価100万円 の土地
と
容積率=200% 坪単価200万円 の土地は、
坪単価は倍も違えども、同じ、1種100万円(/坪) の土地になります。
【例】
容積率=200%
前面道路が4m以下→道路容積160%
坪単価が144万円=1種90万円(=坪単価÷容積率→144万円÷160%)
イッシュ と言う言葉とその意味を単純に覚えておくと良いかと思います。
尚、同じ一種の数字でも、その数字上の容積を全て使えるかどうかで土地の利用価値は異なってまいりますし、
使えるからと言って、その容積を全て賃貸面積に出来るとは限らないので、注意が必要です。
因みに、延床面積に対する賃貸が可能な面積を比率にしたものを レンタブル比 と言います。レンタル比 の解説に付いては、気が向けば、もとい、また機会がございましたら・・・
以上
Sean Y.