RMブロック(正式にはRMユニット)の建物躯体以外の使用例

今日はRMブロック(正式にはRMユニット)の建物躯体以外の使い方のアレコレを書いて行きたいと思います。
内容は主に建築業者様ないし関連開発業者様向きとなりますので、ご興味の無いお方は華麗にスルーして頂ければと存じます。

□耐震補強工事
RC造建物のスラブ、梁、柱間にRMユニット(ブロック)を積み重ねて(同時に配筋も)コンクリートを打設し壁を造り、これをスラブ、梁、柱 と締結し、耐震補強壁とします。
主な作業はブロックを積む事なので、極端な話、建物を使用しながらでも耐震補強工事が可能になります。所謂“団地”や学校、高齢者施設からの問い合わせや実例が多いみたいです。
但し、RC造並の重量の壁が建物に新たに加わるので、地盤の耐力が建物だけで限界だと、この工法の採用は難しそうです。

□ソーラパネルの架台
安普請の太陽光発電施設なんかでは(失礼)、ソーラパネルを取り付けする架台が、単管パイプ製なのを良く見掛けます。調達も施工性も良いし、何よりも価格が安いですからね。
しかし、発電効率を上げようとソーラパネルの傾斜をキツくすると風圧を受ける面積が大きくなりますので、単管パイプでは心許無いかと・・・ 強風で単管パイプごとソーラパネルが飛ばされる事例が稀によくある(笑)そうで。被害が自敷地内で収まればまだしも、被害が他人に及ぶと目も当てられない事になりかねません。
\(^o^)/オワター と・・・
(^ 0^)m そこで、RMユニットによる架台ですよ、お客様!
建物の躯体になる程の強度を出せる材料ですからね。強度も施工性も小ブログの愛読者の皆様(なんて、存在するのか?)ならもう改めて書く迄も無いかと思います。
単管パイプ製の架台と違って、ソーラパネル下はコンクリートのベタ基礎になるので、ジメジメしたり雑草が生えたりして来ないので、“太陽光発電施設”としての見てくれも、ガッチリした架台と相俟って、大変宜しいJAMAICAと思います。
尚且、このベタ基礎の下は、SG材による地業を施していればあらゆる面で鬼に金棒状態かと思います。

□木造建物の基礎
何度も書きますが、このRMユニットで出来た壁は同サイズのRC造の壁と同等以上の強度が認められております。ならば、耐圧盤を打った(コンクリートの打設)後の基礎の立ち上がり部分のRC造の壁も、このRMユニットで成立(強度的に)すると期待出来ます。
耐圧盤の施工後は、ブロックを並べて積んで(同時に配筋)、コンクリートを打設するだけで基礎が完成するので、工期と工費がカナリ圧縮出来ると期待してしまいます。型枠の設置や脱枠作業が不要になるのが大きかと思います。
欲を言えば、耐圧盤の配筋後に上手くRMユニットを設置し、RMユニット内の充填コンクリートと耐圧盤のコンクリートの打設を同時に出来れば、完全一体型の基礎になるので、強度がカナリ大きくなると思います。
勿論、この 耐圧盤下にも、SG材による地業を施していれば、あらゆる面で鬼に金棒状態かと思います(笑)。
以上 本日はここ迄
Sean Y.