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RM造アパートプロジェクト:プラン考

 2回/月ペースを目途にブログ記事を書いておりますが、O型、もとい、大型台風の襲来でホッコリ、もとい、ポッカリ時間が空いてしまったんで、本日は急遽記事を執筆。アパートのレイアウトプランに付いて書いて行きます。

【外階段外廊下→内階段内廊下】
 
 弊社がRM造アパートの布教活動をしている大きな理由の一つはモクチンアパート(木造賃貸共同住宅=以下“モクチン”と言う/笑)の不燃化(→鉄筋コンクリート化)です。
 二階建のプランを考えると、どうしてもフルボリューム主義に陥り、上図左の様な所謂モクチン型になります(跳ね出し廊下は建蔽率∧容積率を不算入に出来る場合がある)。下図の様な外観になるんですね。多少デザインに気を使っても所詮モクチンですわ。
 私が日頃より∧長きに渡ってお世話になっているD社のS会長曰く、
「鉄筋コンクリート化してまでもモクチンデザインにするのはナンセンス#」
 と言う事で、内階段内廊下Typeのプランのご助言を頂いた次第です。
 デメリットは、壁施工量が増えるし、建築基準法上の各緩和措置を使い辛く、場合によってはフルボリュームにならない事があるのですが、それを充分補えるメリットがあるので、以下に幾つかそのメリットを挙げてみます。
(順不同)
・オートロック仕様が簡単で美しい(モクチン型だとゲートが二箇所も必要)
・角部屋の住戸が増える(ワンフロアー4住居迄なら全住居が角部屋)
・施工上階段設置が楽(段板を設置するダケなので超狭小道路付でも楽)
・モクチン型よりも床面積が多く確保出来る場合がある
・小さな豪邸的なデザイン(笑)に出来る
・階段廊下の痛みが、モクチン型より少ない
 等々 
 勿論、計画地の諸条件に因り内階段内廊下Typeプランのメリットが最大限に活かせない場合もあるでしょうが、耐用年数が長いRM造が故に、長きに渡ったメリットを考えると、内階段内廊下Typeのプランを採用しないと言う選択肢は無いやろ(ドリームジャンボ宝くじ CMの鶴瓶師匠風にご発声下さい、但し脳内で) と思います。

以上 本日はココ迄

Sean Y.

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