RM造 断熱性能付加+雨漏防止策

巷では七五三も終わり、ボチコラとシングルベルが遠くに聞こえ出した播州は赤穂(‘忠臣蔵’かよ)、もとい、晩秋の週末、如何お過ごしでしょうか?
ここやここでRM造における断熱性能に付いて書いておりましたが、ここに来て漸く断熱に関する弊社の方針が固まったので今日はそれを書いて行きます。
RM造の組積感を大切にしたいのと施工性(?)を優先させたいので、“内断熱方式”を採用し建物に断熱性能を付加する事にしました。
単純に外気に面する壁の内側に断熱処理を施します。現段階では硬質発泡ウレタンフォームの吹付を考えております。
只でさえ厚い外壁(標準RMユニットで200mm)に60mmのウレタンフォーム+12mmボード+仕上材(クロス等)だと部屋が狭くなってしまうので、厚さ60mmのウレタンフォームの圧着の代わりに 厚さ30mmの硬質発泡ウレタンフォームの吹付を選択した次第です。(上図参照)
但し、硬質発泡ウレタンフォームの吹付は費用も高いしアイバン(合番工事)も出来ないので、心変わり(?)をする場合もございますが・・・
勿論、その分工事代金は高くなってしまいますが、建物に断熱性能を持たせるのは国の方針(建物省エネ法)なので、折角なので(?)その方針に便乗する事にしたのでした。
加えて、この際に、雨水侵入防止対策施工も便乗(笑)する事にしました。つまり、硬質発泡ウレタンフォームの吹付の前に、外壁の内側面にカチオン系とかの防水性能がある塗料の塗布を施します。
当ブログで何度も言及している様に、また“お問い合わせ”頂いた方にもお話している様にRM造の雨水侵入(雨漏り)に対する脆弱性は否めないものがございますので、断熱施工時に防水対策施工も敢行(笑)する事にしたのでした。
これによって、RM造の断熱性能と対雨水侵入阻止性能が格段と上がると期待しております。
但し、未だ方針が固まっただけなので あくまでもイメージでございますので、外皮性能等の具体的な数値検討は未だでございます。
以上 本日はココ迄
Sean Y.
追伸:
誤解が無き様、敢えて書き加えますが、RM造はRC造と比べて、断熱性能が劣っている訳では無く、少なくとも同等以上の断熱性能は有していると思います。但し、そのRC造自体が断熱性能が良くないのです。
また、雨仕舞いに関しても然りです。但し、RM造の場合、雨水が侵入した時の解決の為の対策がRC造に比べて厄介なダケ(泣)なのです。