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RC造(∋RM造)の断熱工法 考

 ビンボー カネ無し、もとい、いや間違って無いけど、ビンボー ヒマ無し状態で気が付いたら既に夏至も過ぎてしまってました。
 
 んで、久々の更新の今日は、外断熱工法(for RC造∋RM造)原理主義に異議を唱えてみようJAMAICA!
筆者本人も、外断熱工法(for RC造∋RM造)と内断熱工法(for RC造∋RM造)を比べれば、外断熱工法(for RC造∋RM造)の方がメリットは多いとは思っておりますが、ここは敢えて・・・

 因みに外断熱工法と内断熱工法の違いはアイキャッチ画像にあるイメージ図の通りです。この駄ブログを読むと言う酔狂な読者奇形、もとい、読者貴兄には改めての説明は不要と存じますので省きます。
 
 外断熱工法原理主義者は“熱橋”が許せないみたいなんですね。内断熱工法では断熱材の欠損部分が出来るんで、壁が外気温の影響を受け熱(冷)橋が起き結露を生じるさせるって言うんですね。
ハイ、仰る通りでございます。全くその通りでございます。

 駄菓子菓子!余っ°程(ヨッポド)の寒冷地で無ければ、無理にお金を掛けて迄も外断熱工法でミッチリと高気密高断熱住宅にしなくとも良いんJAMAICAと思うのですわ。

 先ずは室内に目をやると、RC 躯体がしっかり乾かない内や蓄熱しない内は、室内の熱エネルギーが躯体に吸収されてしまうのでは無いだろうか? 
 また、ナマジ気密性が良いので、RC 躯体がしっかり乾かない内は躯体からや、加えて、煮炊き / 風呂トイレ / 吐息等 de 室内から発生する水分が籠もってしまい、却って結露やカビを生み易くしてしまうんでは無いだろうか?
 勿論そぉならない様に、24時間換気システムで換気を充分に行うのですが、24時間換気システムでは、熱交換機能がある製品はあっても、湿度調整(除湿)機能のある製品は無いかと。つまり、湿度が高い日は、室内湿度>屋外湿度 になる可能性も・・・ 
 そぉすると、常なる冷暖房機の運転に加え、除湿機もフル稼働とか。もうこうなると、何の為の省エネ住宅なのかと思うのですわ(笑)

  次に屋外に目をやると、ナンタッテ困る(?)のは外壁の厚さです。例えば、RC壁の厚さが200mmの時、断熱壁(材)の厚さが100mm(合計300mmの厚さの壁)とか。弊社の活動エリアだと、結構間取りや室内の広さに影響が出るレベルです。
 加えて、このRC壁と断熱壁(材)との間に、絶対に水が侵入しないと言えない事と、もし水の侵入があってもそれを目視出来ないと言う事があるでしょう。
 また、外皮が断熱壁であるが故に隣棟火災には不利かと・・・

 つまり何が言いたいかと言うと、冒頭の繰り返しになりますが、余っ°程(ヨッポド)の寒冷地で無ければ、結露の発生対策をしっかり行えるのであれば、ムリクリに費用を掛けて高気密高断熱の外断熱工法原理主義に陥らなくとも、コストパフォマンスに優れる内断熱工法(for RC造∋RM造)の選択もアリだよね と。

以上 本日はココ迄

Sean Y.

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