需要 孝:いつまでもあると思うな金と需要

立春が過ぎたとは謂え…とか ののしり合って(?)いたら、気が付いたら2月も今日 de 終わりですわ。スギ花粉に絶賛被爆中で無事に死んでいる花粉症疾患のご同輩におかれましては如何お過ごしでしょうか?
さて、今日は賃貸の“需要”に付いて語ってみようJAMAICA。
アパート事業は店子(タナコ)が入ってダンボは象、もとい、ナンボの世界なので、当然に事業者は将来に渡って店子が確実に入るかどうかでアパートを建てる立地や企画を吟味するのですが、意外とその店子が確実に入る時期が将来に渡って安定しているかどうか迄はあまり深く考えていない様な気が致します。(筆者個人の感想で実態を保証するものではございません/笑)
今は昔、都内では無いのですが(隣接県)世界的大企業の工場があるエリアの急行停車駅の駅前に土地を持っている地主(知り合いね、筆者の)が居て、彼はその世界的大企業の工場に日本中のツツウラウラからやって来る出張者を大きな需要として、賃貸マンションでは無く、ビジネスホテルを計画したてたのでした。建物(つまりビジネスホテル)竣工当時からムバラクは元大統領、もとい、暫くは当然千客万来状況を謳歌したのですが、時は過ぎその工場が突然閉鎖に相成ったのでした。当然都内の主要駅からの急行停車駅の駅前と謂えども、如何せんスタン・ハンセン、都内(ってか区部)とは宿泊需要が大きく異なります。当初想定した収入は大きく減る事態に陥ったのでした。幸い事業主は地主様なので元々土地は代々一族のもので土地の取得簿価はゼロみたいなものでしたから、建物の建築資金の返済は落ち込んだ需要下でもドーにかコーにか賄えたので痛い目に遭わずに済みました。
これがもしこのホテル事業を、土地を取得してからの事業でしたら痛い目に遭っていた事は必至で無事に死んでいた事でしょう。
同じ事が賃貸アパートでも言えますよね。例えば、一時期都内の大学がコゾッて都内近郊に移転したので、その需要(学生達さんね)を当て込んで結構な数の賃貸アパートが建てられたのですが、供給過多で新築アパートだけの部屋が埋まると言う有様。都内近郊の私鉄沿線の駅って谷底や山上が多いので駅から少し離れると毎日が山登りになるのもアパートが容易に埋まらない原因にもなります。
大体、若者は東京で遊びたいから上京する訳で(笑)大学が都内近郊でも住むのは都内が良いんですよ。加えて少子高齢化の昨今、大学が都心回帰する可能性が大きく、益々都内近郊のアパート需要は落ち込むでしょうね。
話は変わりますが、一時期外国人観光客(と言っても統計上はその殆どが極東アジアの隣国)の宿泊需要を当て込んで、法の緩和も相俟って、違法 or 合法の民泊施設が乱立したのは記憶に新しいと思いますが、非常事態宣言下の今、この需要が殆ど無いのは読者様の良く知る通りでございます。
まぁ、労働移民層、もとい、外国人労働者の賃貸需要を当て込んだ記事を書いた筆者もあまり偉そうな事を書ける立場では無いですが、人口動向から推察すると、やはり高齢単身者層と外国人労働者向けの賃貸需要は固いとは思っております。はいお約束通り大事なところなので太字にして黄色いマーカーを引きました。
また、このニューノーマルの時代、新しい、尚且、永続的な需要を当て込んだ新企画賃貸事業も出てくるでしょう。
はい、コロナ、リーマンショック、古くはバブル崩壊と何が有ってもオカシク無い時代なので、賃貸事業においては将来的な需要を見越しての遂行が大事だと思うのですた。
以上 本日はココ迄
Sean Y.