コア穴考

先日も北鎌倉殿のお供で、居酒屋で下地をガッツリと造り(?)高円寺界隈を徘徊パトロール。そしたらライブハウスが在ったんでそこに飛び込んだみた。一人はフォークソング、もう一人はラテンミュージックの歌い手(死語?)。前者はAround50、後者はAround60 ここにも少子高齢社会が…
でも、どちらも素晴らしいパフォーマンスで凄く感動した。また行きたい位に。
って事で、今日はコア穴に付いて書いて行こうJAMAICA。
コア穴とはRC造等の躯体の 壁 床 天井 に配管や配線を通す為に“後から”明けた穴の事。まぁ、コンクリートの強度を調べる為のテストピースして、構造に支障が無い箇所に、穴を開ける場合もありますが。
理屈ではスリーブ穴(配管や配線を通す為に“予め”開けておく穴)の計画がシッカリとなされていて、それに伴って施工図もシッカリと描けていれば、コア穴なんて開ける必要は無いんだけど、監理設計者の注意が届かなかったり、検討や計画が緩かったり(?)すると、躯体が出来た後で「配管や配線が通らな…」とか言って安易に、コア穴を、開けてしまう事は未だにある。
はい、上の写真がそう(泣)。何れもシッカリと鉄筋が切断された後が視えますね。因みに、これは設計のミスを隠す為に、監理設計者が施工者に無断でコア穴を開けた事例。悪質過ぐる…
旧聞だけど、都心の完成間際の億ションで設備業者が安易にコア穴を多数開けてしまい、問題になって建て替えした事がありました。
まぁ、躯体に後から穴を開けるなんざぁ、心臓に風穴を開けられる位にイヤなオイラだけど、実際、設計図書通り寸分違わずに完璧に施工されて行く、ないし全くの抜かりも無く施工されて行く現場が皆無なのも事実と思ってますわ、冒頭の演奏者より年上のオッサンなんで、オイラ。だから親が死んでもコア穴は開けるとは言いません。
だったら、構造への影響が最小限なところで、鉄筋を切断しなくとも良い とか コンクリートの被りがちゃんと確保されるとかの確認を行った上でコア穴を開ける様にしたいもんです。勿論構造計算を再度行ってそれが成立する事が最邸限の条件ですが…
本日はココ迄
Sean Y.