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組積造 メリット 考:総集編だ

 前回は組積造に関してのデメリットを、焼き直し版の癖に<総集編>と騙り書き連ねたんで、年の瀬で朝から酒呑んでボケーっとするのに忙しくて面倒なんだけど(笑)今回は片手落ちにならぬ様にメリットを書き連ねて行こうJAMAICA。まぁ、今回も焼き直し版の癖に<総集編>と騙り書き連ねるんだけど。

 建築費が通常のRC造と較べて期待する程に安価にならなくても「この工法(組積造)でなくてはならない場面が必ず存在する。」と言うのがキーに…
     どんな場面?

・狭小間口地
 外装仕上げが不要でコンクリート打設の為のサポートも不要、勿論脱枠も不要なのでブロックを内側から積んで行けば、関係諸法規ないし相隣関係さえ満足させられれば、敷地ギリギリ迄建物が建てられる。

・狭隘(きょうあい)道路接道地
 なんか難しい字を書いたが、要は極端に狭い幅の道路に面した土地なんかでも、躯体を幅400×高さ200×奥行き200(mm)のサイズ(要はブロックのサイズね)に迄分解して運ぶ事が出来るんでブロックを人力で運ぶ事さえ厭わなければ家屋建築が可能。

・斜面地
 どんな構造でも建築をしようとすると先ずは土台となる基礎を造る必要がある(当たり前なんだが)。これが斜面地となると、基礎の下の方を段々にしなけければならない。よって、型枠もサポートも段々にしなけければならない。カナリ手間の掛かる作業となって来る。
組積造の場合はブロックを段々に積めば良いだけなんでカナリ作業の省力化と時短が期待出来る。当然、作業の省力化と時短は予算の圧縮が期待出来る。

 上記3例の場合、SG工法を採用すれば杭打ち重機の現場搬入等も心配しなくて住む、もとい済むんだな。

+内外装仕上工程の省力化
 ブロックの肌を見せる建物意匠の場合は、躯体が完成した時点で既に内外装の仕上げが終わっている。
敷地ギリギリに建物を建てたい時に外装仕上作業の作業スペースを考える必要が無い。
但し、建物省エネ法の観点から、断熱工事に関連する外部(外断熱)及び内部(内断熱)の仕上げ(つまり建物の外気に面する部分)は必須。

以上 こんな感じになるかと…

って事で本日はココ迄

Sean Y.

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