RM造 メリット考:RC造に対する優位性に付いて

お久し振りにございます。
先日、RM造の布教活動中に
「躯体施工費の圧縮以外に、RC造では無く、RM造を敢えて採用するメリットは?」
とのご質問を頂きました。折角お題を頂戴したので、その回答も兼ねて今日は、RM造のメリット、と言うよりか、RC造と較べての優位性を下記の通り ガデンインスイ チックに書いて行きます。
ホームページ本文とカナリ(って言うか殆ど)重複致しますが、ご容赦頂ければと存じます。
記
・RC造と較べて工期が“速い”
SG工法採用時は、耐圧盤完了後からイキナリ躯体壁を積んで行けます。その工程では、配筋(横筋)は“置くダケ”なので、4世帯位の共同住宅施工時でも、一層分の壁だけは一週間もあれば立ち上げる事が充分可能です。
その上、RC造の様に脱枠工程が無く、積み上がった壁は、外壁はそのまま、内壁は断熱や止水工程が不要な壁では、“仕上げ”工事が不要なので、カナリの工期短縮が期待出来ます。工期の早さは大正義です。
・RC造と較べて耐久性が高い
RC造最大の敵はコンクリートの中性化です。RM造の場合はそもそも高耐久な工業製品のRMユニット内に打設したコンクリートが直接外気(特にCO2)に晒される事が理論上は無い為、コンクリートの中性化に対しては大変有利です。
・RC造と較べて耐震性が高い
そもそもRC造と同等の耐震性を有しているところに、地震発生時は地震の揺れエネルギーを無数の目地で分散させて逃がすので、SG材の持つ免震機能と相俟って、RC造よりは躯体が受けるダメージはカナリ少ないかと思います。
・RC造と較べて施工性が高い
前述の様に脱枠工程&外壁の仕上工程が不要なので、異様に間口が狭い(笑)土地でも、RC造と同等な耐火性能を持つRM造を敷地目一杯に建てる事が物理的に可能です。
また、幅400mm 高さ200mm 奥行き200mm の大きさのRMユニットが運べ、コンクリートの打設が可能であれば、カナリ施工条件の悪い土地でもRC造と同等以上の性能を持った建物の施工が可能です。
RC造で型枠&配筋工程が困難な土地や、木造や鉄骨造で柱や梁が搬入出来ない土地もございますが、躯体をRMユニットの大きさ迄小さくして運べるのはこの工法の大きなメリットです。
・RC造と較べて意匠性が高い
勿論、「単なるブロック塀の材料で出来た見窄らしい家 にしか見えない」とのご指摘も稀に良く有る(笑)と言えば有るのですが、RC造打ちっぱなしのノッペリした意匠やタイルを無理くり貼った(笑)意匠よりは、組積感→重厚感がある(の?)RM造の意匠は個人的には【E】と感じております。
あい、ブロックの家じゃ無い!んです。組積造の家です。
ブロック塀に10mmの目地があるのに対してRM造では目地が3mm程度(所謂 “ 眠り目地 ” )と言うのが意匠上での印象の違いが大きいと思います。
RMユニットをブロック塀と同色のグレーでは無く、ベージュでも採用すると印象もカナリ違って来るかと思います。
また、開口部を大きくとると、組積造の重厚感とガラスのクールな感じが対象的な【E】意匠になると信じております。
以上 本日はココ迄
d(`・ω・´) 貴方も 敢えて RM造の採用を検討してみませんか?
Sean Y.