BLOG

RM造  雨仕舞い考 いや 雨漏り考か・・・

 気が付いたら、朝の寒さ や 水道水の冷たさが緩んで来た様な気が致しますね。
 ここ日本では一雨毎に寒さが緩んで来る今日この頃、全世界の当駄ブログの読者様におかれましては恙無しや(笑)

 今日はRM造建物の雨仕舞いに付いてのお話。ってか、雨漏りのお話です。
 再三書いて来ましたが、RM造も理論的には雨漏りが発生しない工法なのでしょうが、実際はカナリの確率の高さで雨漏りが発生しているキビシーい現実がございます。
 RM造の名誉の為(?)にも書いておきますが、ドンな工法の建物でもドンな建材(against 雨)を利用した建物でも雨漏りの発生は不可避かと。況やRM造を哉!

 実際に幾つも雨漏りをしたRM造建物の現場を視察したり、設計図を幾つか見せて貰ったりすると幾つかの共通項が浮かび上がって参ります。

① 何れの建物も凄ぉく【E】んですよ。具体的に言うと、伝統的な組積造建物感と現代的な開口部の扱い方の対比が凄く【E】んです。
はい、その設計は必ずデザインを重視する設計事務所に依るものなのです。

② 加えて、その建物の雨漏りの原因が、必ずしもRM造が故のものでは無いんですね。

③ んで、何故か雨漏りが予見される箇所の “ 納まり ” に施工業者 及び その協力業者 が < 異を唱え > た形跡が無いんです。

  そりゃぁ、雨仕舞いを考慮しないスッキリした開口部は【E】し、屋上笠木の無いスッキリしたスカイラインの建物全体を【良く】見せますわ。でも、少しでも疑問に思った 納まり や 指示 は 異を唱えましょうよ  サッシ周りのコーンキングだけで雨水侵入が阻止出来るってホンキで思ってるの?     ん?、また敵を作ってるぅ?

 今回は、何が言いたかったかと言いますと、設計各位 及び 施工各位におかれましては、RM造は雨水侵入に対してはカナリ脆弱な建物(or 工法)である事をいつでも認識してましょ って事です。大事なところなので、太文字にしてマーカーを引きましたよ(笑)。

  最新の注意を払い、もとい、いや間違っては無いカモ、細心の注意を払い設計し & 施工し、それでも雨漏りがした時はお施主様等に潔く∧深くゴメンナサイをして、即復旧に取り掛かりましょ。

 雨仕舞いに関する考察や  記事掲載時現在  筆者が良いと思っている “ 納まり ” は過去記事の<RM造>カテゴリーに幾つも書いてありますので、ご参考にして頂ければ幸いでございます。

以上 本日はココ迄

Sean Y.

関連記事一覧

PICK UP