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建築オヤヂの呟き:強風雨考

 管理人が暮らすここお江戸エリアでは2週に渡って週末に台風が近づいた。台風に限らずとも熱帯低気圧でも(って、台風∈熱帯低気圧だが…)強い雨風(あめかぜ)は必至な模様。そうで無くとも強い雨風の日は年間に結構発生する。
ここ10年を振り返ってみると数十年前よりも強い雨風の日はカナリ多くなった気がするな。建築屋家業において強い雨風はホントに怖い。

 何が怖いって先ずは雨漏りだ。当然、建物が建ってからの雨漏りは論外。もし建物に雨漏りでも発生しようもんなら建築屋のオヤヂは<犬>の文字をオデコに墨で書かれるレベルでお施主様に叱られる。まぁ、叱られるのはご尤もなんだけど…
駄菓子菓子!原則的に雨は上から下に降るもんだし、屋根やサッシの水密性だって当然“製品”としての限界値があると思う。それに最近の風雨はこれを超えてる様な気がするのはオイラだけであろうか…
強い雨風の後の電話は怖かったなぁ。こっ酷く叱られた挙げ句、雨漏りの補修費がガッツリと飛んで行くんだもん。

 しかし、それよりも怖い(?)のは建築途中の強い風雨(ってか主に強い風)だ。
建物を建てる場合、大体は“足場”(高所作業等の為の、仮設の床や通路)を設置する。そこに安全衛生確保の為に架けた養生シートやネットが強い風に煽られる煽られる。
台風など来るのが分かっていれば当然事前に養生シートやネットは畳んだり撤去したりするんだけど、それでも強い風が吹くと足場ダケでも煽られる事があるし、突発的な強い風雨だと事前に養生シートやネットは畳んだり撤去したりする事もかなわない。それも夜だったりすると作業員の安全確保を考えると建築屋のオヤヂは結構シンドイ状況に身を置かねばならない事になる。
将に(((;゚Д゚))こんな心境だ…

 まぁ、賢明な当駄ブログの愛読者貴兄(って居るんだなぁホントに)なら もう お察し鴨、この後の展開が。
はい、「そんな時、出会ったのはRM造でした…」
 散々っパラにRM造の雨漏りへの脆弱性を書き連ねて来た当駄ブログではあるが、シバシバ書いてる様にこのユニークな工法は、基本計画に依っては“無足場”で建物を建てられるのもこのRM造工法の特徴

  RM造建物計画で無足場施工が可能な基本計画を立案すれば、少なくとも建築途中の足場(+養生シートやネット)に因る事故は回避出来、強い雨風の夜も枕を高くして寝れる(“ら”抜き言葉上等)んJAMAICAと台風や強い風雨の日が来る度に思うのだった。

って事で本日はココ迄

Sean Y.

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