建築紛争考

建物の建築(及びその関連)に係る以上、相隣関係を巡る紛争と建築紛争は憑き物、もとい(いや間違って無い鴨)、付き物と言う位発生の頻度は高い。
建築紛争とは、お施主様とお施主様から建築工事を請負った建築会社との間における建築工事を巡る紛争の事である。
相隣関係に関しては過去に“目隠し”や“離れ”に関しての記事を幾つか書いて来たが、建築紛争に関しては、<建築オヤヂの呟き>で愚痴として触れたかどうかってレベル、
って事で、今日は建築紛争に付いてサクっと書いてみようJAMAICA。
良くある紛争は、[追加及び変更] [工期の遅れ] [建物の瑕疵]に付いての事だと思う。確かに誠意と技術の欠片も無い建築会社があるのも事実だし、モンスタークレーマー並の施主が一定数居るのも事実だ。まぁ、無いものにお金を払って契約するんだから契約書に書いてあろうが議事録等が残っていようが紛争は起こりやすい。
思い込みも違うし… 施主にとっては「一生に一度の…」って事だけど建築会社にとっては日常だ。
管理人自体は建築会社の人間なのだが、施主側からも建築会社側からも相談を受けるし裁判のお手伝い(?/勿論非弁活動に問われ無いところで)もするんで双方の気持ちは良く分っているつもりだ。因みに現在幾つかの裁判に関わっている。
んで、建築紛争が起きたらどうするとか、起きない様にはどうするかは、弁護士マターだし何れネタにするんだが(笑)建築紛争が発生している場合、今日、管理人が言いたいポイントは次の通りだ。
建築会社に言いたいのは
<如何なる場合でも施主への連絡(~対応)を怠らない>事。
施主に言いたいのは、もし紛争を理由に支払いを止めている場合も
「紛争が解決に向かえば支払うべき支払いは速やかに行う」
を常に明確にしておく事。
そして両者に言いたいのは
「速やかに建築紛争に強い弁護士(←ココ大事)に相談する。」と言う事。
以上 本日はココ迄
Sean Y.