BLOG

SG工法考 / SG材による擁壁地、斜面地、崖地対応

  久し振りに、RM造と併せて布教活動を行っているSG工法のお話。 特に今日は、SG材による擁壁地、斜面地、崖地対応に付いて書いてみます。
 どちらかと言うと開発業者様&土建業者様向けの話なので、一般エンドユーザーの方は「へぇ~そうなんだぁ・・・」位で読み流して頂ければと存じます。

① 斜面地に宅盤を築造
 斜面地の高い方に合わせて宅盤(建築物等が建つところ)を造ろうとすると、斜面の始まり付近に、斜面地の高い方の高さに合わせた擁壁を拵え、その後、客土(埋る土を盛る)し、地均し(∧固め)を充分にしなければなりません。
 考えてみなくとも、鉄筋コンクリートで造るであろう擁壁(因みにRMブロックでも擁壁築造は可能)の費用と時間は推して知るべしのレベルですし、客土~地均し(∧固め)にもそれなりに費用と時間が掛かります。
それに、斜面地の始まりが他人の所有地だと、所有者の土地への立入許可が出ない場合、工事が出来ない場合もございます。

上記の様にSG材を使用すれば短期間に素早く宅盤を造る事が可能なばかりか、極端に言うと、擁壁の築造すら不要になるかと存じます。

② 古い擁壁を持つ土地
 既存の擁壁が古く、建物を充分に支える耐力が無い場合、必要充分な耐力を有する擁壁を新たに築造するか、建物の基礎の下に安息角の下迄の“杭”を打ったり、基礎の根入れを深くしなければなりません。それでも建築確認審査機関から、は擁壁の安全性の確保(つまり、補強や造り直し)を求められる場合があるかも知れません。これも①と同じく、擁壁が他人の所有地の場合以下同文(笑)ですよね。

 上記の様にSG材を使用すれば、既存の古い擁壁が、たとえ建物を載せる耐力が不足していても、直ちに崩壊する危険が無いのであれば、この古い既存擁壁に触る事無く、擁壁上部の宅盤に建築物等を建てられます。

 上に述べた様に、SG材&同工法は、擁壁地、斜面地、崖地に特に有用な工法だと思います。
以上 本日の布教活動はここ迄 

Sean Y.(´・ω・`;) “退位”では無く、“ご譲位”と思うのですが・・・

関連記事一覧

PICK UP