RM造 断熱性能に付いての弊社の見解 その② 夏の終わりにお詫び

m(_Y_)m 私が悪うございました。私の心得違いから不見識な記事を書きました。
この記事では、
「RM造(∈RC造)建物は断熱性が悪いけどしょうが無いっしょぉ。」
的な事を書きましたが、どぉも国家に対する反逆レベルの危険思想(笑)だった模様。
国家は(笑)建物に関しても省エネルギーを求めております。
その為に 平成27年7月8日に「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」
(=建築物省エネ法/平成27年法律第53号)が公布されております。
この記事の更新時では、住居系の建物にだけに付いて超ザックリ書くと、今は300㎡以上の建物に関して建築物省エネ法第19条に基づく届出が必要になっております。勿論、法的には“届出”なので国が求める建物の省エネ性能に適合しているかどうか迄は判定する訳では無いのですが・・・
んで、これが二年後の2021年4月より(予定)は300㎡未満の建物に関しても網が掛けられて参ります。
設計者ないし工事会社は施工する建物が国が求める省エネ性能に適合しているかどうかを施主にシッカリと説明をする義務が生じて来るのです。はい、法的には“説明義務”だけなのですが、
「今度造らせて貰う家は国が求める省エネ性能に適合していないけど、予算が厳しいし、設計や計算&施工等が面倒だからしょうが無いっしょぉ。でも説明だけはしておきますね!」
って、どぉなの?・・・
国が方針として建物の省エネ性能を求めている以上、多分遠くない将来、どの建物に対しても国が定めた省エネ性能を有していない建物は建てられなくなって来ると思われます。
但し、建物省エネ法に対応する為の急激なコスト増や手間増は、エンドユーザーや中小零細の施工業者にはカナリ負担が重いので段階的に法律が改正されて行く様です。また、計算や書式の簡略化も図られるそうです。
弊社としても筆者自身の危険な反逆思想(笑)は横に置いといて(?)、建物省エネ法に関しては、その、対応策検討も考えながら、注視して行きたいと思っております。
また、誤解があるといけないので、本記事でも重ねて書きますが、RM造だから建物の断熱性が無い訳ではございません。RM造建物はRC造建物と同等以上の断熱性は持ち合わせておりますが、如何せんスタン・ハンセン(古っ!)、その比較としたRC造建物の(躯体の)断熱性能が良くないのです。
以上
尚、本記事執筆に際しては 国土交通省 住宅局 住宅生産課ご担当者様 に電話でヒアリングをして書いておりますが、間違い等がございましたら“お問い合わせ”経由でご指摘を賜ればと存じます。
本日はココ迄
Sean Y.