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水害(浸水)対策:SG材(with RMブロック)による地盤嵩上げ

 台風19号の被害が思ったより酷いですね。
被害に遭った方々へ心よりお見舞い申し上げ致します。

 さて、テレビ等を視て思ったのですが、水(それも泥水のみならず汚水も)が建物の床上にやって来るのだって相当な災害でストレスなのに、今回はそれ以上の被害も視られます。

 100年に一回の水害が襲って来る周期が、5年に一回とか数年に一回になっている様な気が致します。勿論、“治水は政治であり文化”なので最優先事項なのですが、かと言ってスーパー堤防をこれから築くのも費用や時間、そして そのエリアの人々の生活を考えると現実的には難しい。ウィキペディアから引用したスーパー堤防のイメージ図↑

 それよりも、先ずは、河床を浚渫(しゅんせつ)したり、深く掘った方が、費用的にも時間的にも、効果的ではないかと思います。

 そんな時SG工法の開発者のG一級建築士から下図の様なご提案を頂いたのでした。
 つまり、SG材により地盤を嵩上げして浸水面より床上を高くし浸水をやり過ごそう・・・と
 盛土で地盤を上げると、河川の氾濫水はある程度は防げても、雨水は溜まって来ます。また水が引く時も土を持って行ってしまう危険もございます。しかしSG材ならば、これ自体に貯水機能や浸透枡機能もあるので、通水孔(withゴミ等避け金網)を必要に応じて設けていれば地盤下の水の量を上手くコントロールして呉れるでしょう。

 何よりも工事が簡単に出来ます。タイトルに書いた様に地盤は軽いSG材を積み上げるだけで、嵩上げした地盤を我らが(笑)RMブロック(with 化粧)で周囲を囲んでしまえば終わりなので、工事が容易で工期も短くて済みます。

 実は、これ(SG材↑による地盤嵩上げ)は、激甚災害指定区内における治水条例に基づいた施工実績が既にある工法でございます。行政からの補助金で行った事業でございます。

 浸水被害の予防対策として選択肢の一つにして頂ければ幸いでございます。

以上

Sean Y.

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