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水害(浸水)対策 ③:RMブロック+ポリウレア with SG材 による浸水対策

(- 。-;) ボクとした事が・・・ 
(↑刑事ドラマ 相棒 で、水谷豊 演じる杉下右京 の声で脳内再生されたし)
 前回前々回と水害(浸水)対策に付いてツラツラと書いて参りましたが、今回はその第3弾です。
 考えてみれば、地盤を嵩上げしたり、木造家屋を建て替えて鉄筋コンクリート造(弊社的にはRM造=鉄筋コンクリート組積造)化にするよりは、家の周りをグルっと防水機能を持たせた壁で囲んてしまうのが一番早いんJAMAICA? って事に今更ながら気が付いたのでありました。
 RMブロックで壁を造り、これにポリウレアを塗布すれば、途端に防水仕様の頑強な壁が出来上がります。RMブロックは擁壁にも使える充分な強度があるので、それなりに“控え壁”を取ったり根入れを深くすれば、ポリウレアの補強効果との相乗効果で、水圧には充分耐えられるでしょう。
 また、この壁を乗り越えて来た水(オーバーフロー)や降雨水は一時的にSG材で貯水し、そのまま地球に、もとい、いや良い鴨、そのまま地中に浸透させてしまいます。
 上のイメージ図では、ポリウレアが壁の外に塗ってますが、実際の工事や意匠的な事を考えると内側からの塗布になるでしょう。

 前回や前々回に述べた対策よりは、より簡易に水害(浸水)対策が出るかと・・・

 しかし、次の様な欠点もあるでしょう。
・壁の高さが高いので“要塞”の様になり、閉塞感が生じる
・通風や日照が少なからずスポイルされる
・車両が壁の外になり、守られない。(防水シャッターは水位1m程の機能)
・SG材の設置面積が少ないと充分な貯水∧浸透枡機能が発揮出来ない
・門扉が、防水仕様の玄関ドアから選択するしか無い 

 それでも、水害(浸水)対策の選択肢の大きな一つには なり得るかと思います。

 まぁ、地盤の嵩上げ、建物の防水化、防水壁の設置等と複合的に考えて対策をするのが良いかと思うのです。特にRMブロックに関しては擁壁専用(国交省認定/但しh≦3.5m)もあるので、斜面を背負った土地の採用も検討に値するかと思います。

参考URL:
http://www.poly-g.com/
http://www.mitsukura-kogyo.co.jp/purepolyurea.html

以上 

Sean Y.

追伸:
 最近、水害(浸水)対策関連の記事ばかりで“不動産投資”関連の記事はどぉしたのか!との声もございますが、貴方が今投資しようとしている不動産がいつ水害(浸水)に遭うかも知れませんのでご理解を賜れば幸いでございます。

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